留守中の出来事
今日の午後丁度出払って妻が留守番していた。
通常玄関ドアには施錠するのだが、偶々していなかったそうな。
ピンポーン、出てみると来客は勝手にドアを開けて中に三人の男が入っていた。
これは礼儀として、無礼な話である。
三人とは
市長選立候補の一人、深沢よしひこ氏、県議の前田八壽彦氏、
それに腰巾着の元町内会長中尾啓介氏だった。
スローガンを並べたくったパンフ、後援会申込用紙、前田県議の名刺が置かれていた。
言わずもがなの市庁舎移転新築に始まって、
誰でもどの候補でも直ちに並べられる政策が列挙されている。
他の候補だって似たり寄ったりだろうが、新鮮でときめくような項目は皆無だ。
面白くもくそくも無い。
大事な事が幾つか欠落しているからだろう。
竹内市長の後継と言うこともあろうが、行政マンの範囲を出ていない。
鳥取市の未来構想、つまり田園部、山間部、市街地、ことに中心市街地を今後どの様に
構築するかと言うことなど思いも付かないのだろう。
エネルギー政策だって重要だ。
私の主張だが、地域エネルギー自給型、自立持続型社会をどの様に構築するかと言うことを
語らねばならない。
旧来がらの産業振興や企業誘致ばかりだ。
企業でなく起業と言うことにふれもみで。
交通政策だって稚拙なものだ。
健康づくりと医療・福祉の充実?
市民の皆さん鳥取市は他自治体に較べて高負担、低福祉と言うことを知ってますか。
今回のパンフを採点すると、まあ40点ですな。つまり落第。
この様な人に市政は任せられない。
市庁舎に関して市職員の労働環境うんぬんをする人が居るのも驚きだが、
この候補者の言う、新庁舎で防災機能強化と言うが、
防災機能の再検討は市庁舎が有ればよいというものでも無かろう。
市街地と広域な市全域の防災計画を市民に知らせ、市民合意を受けてやれと言おう。
市庁舎の費用対効果の説明に納得できますか。
細かいことを言えば、文化、芸術の振興とネットワークの構築。
これってどういうことか分かりますか。
大事なことが欠けている。
少子化対策の具体策が無い。
若年プアに対する施策が無い。
先日公共放送で若年プアの放送がなされた。
例えばシングルマザー達は困窮して、結局は性産業で生活の糧を得るようになる。
皮肉なことに、その業界は住居を与え、託児し、本来公共がやるべき事を担っていると言おうもの。
本当に情けない。国も地方も女性がどうののこうのって言っているが、
現実には問題が何一つ解決できないでいる。
鳥取市の財政は決して健全では無いと言う事を知っていますか。
例えば合併特例債でがんじがらめ、気がついてみたら破綻という事になる。
破綻までとは行かなくても市民の一人ひとりに重くのしかかってくる。
言いたいことはまだまだあるが、今日はここまで。
妻は私とは絶えず情報交換しているので、分かっていただろうが資料をそのまま受け取っていた。
私が在宅だったらどうなっていたか。
腰巾着は中尾氏だけで無く、自治会の関係者はほとんどが守旧派である。
つまり市行政の傀儡だ。
自主防災共助の会が市の肝いりで各自治会町内会に組織された。
私もその班の役を輪番で担った事が有るが、実に中身の無いものでおざなりのものであった。
せめて私の時は勉強会だとか、消防署の見学会など行った。
だがほとんどの町内の班は有名無実だった。
組織を造ればよいで終わっている様なものに血が通います、肉が付きますか。
深沢氏に限らず三市長候補には、これと言った魅力ポイントがまだ見えない。
by tomiot3 | 2014-01-28 21:15 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(0)