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パリ報道社襲撃 表現の自由とわが国

さる7日のパリ風刺専門週刊誌シャルリエブド社が編集会議中に
テロリストに襲われ、12名の犠牲者が出た。
これは瞬く間に表現の自由への挑戦として、パリ、ロンドン、ニューヨークなどで、
この行為に抗議する市民のデモが行われた。
その行動の素早さと行動力には驚かされた。
犯人とされる二人は未だ逃走中だが、絶対に許せないことであるし、一刻も早く解決して欲しいと願う。
と同時にこれが終わりいでないことを思うと、戦慄が走る。
宗教対立とあるが、一義的にイスラム者を排斥することは避けなくてはならない。
彼等過激派は真の意味での宗教者ではない。
単なるイスラムを口実にした残虐行為を手段とする無法集団と考えたい。
イスラム国の台頭と言い、憂うべき状態が発酵を続ける状態を見るにつけ、
国際世論との対立が激化した場合、わが国にも災いが及ぶ可能性を秘めている。
むしろこれを口実にした勢力が力を得る場合だって想定される。

一方、わが国でも性格は違うものの、表現及び言論の自由に抵触するや否やの報道があった。
NHK出演の爆笑問題が政治家ネタを事前に示したところ、NHKに没にされた。
この問題に限らず、まだまだ有るかも知れないし、おそらく我々に届く事実は一部に過ぎないだろう。
一見、穏便に過ぎたように報じられているが、ある意味報道規制、あるいはコントロールではないかと考える。
籾井会長の弁、一定の品位と有るが、果たしてそうで有ろうかと疑う。
品位で言うならば、恒常的に多用されて居るお笑いの人々の品位がどうなのかと問いたい。
日本語の汚さ、乱暴さは我慢のならないことがしばしばある。
むしろ政治風刺などは品位と言うよりも別の面でネグられたと思う。
一昔以前の漫才などには政治風刺を得意とし、売りだった人々も多く見られた。
それに較べて、今のお笑い芸人は、ただ面白おかしくで、時に品がなく、底の浅い人々の芸風に写っていた。
その中に有って、爆笑問題は一定の素養を時折織り交ぜ、その奥行きのある芸風を評価していた。
だから、今回もそうした背景で政治家をネタにしたのでは無かったのか。
詳しいことが分からないので、ここらで納めるが、
何かしら先行きこの種のせめぎ合いが続くような気がしてならない。
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by tomiot3 | 2015-01-09 19:42 | 多論好論 | Trackback | Comments(0)