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なつかしい風景

早朝から堪えがたいニュースが続く。
そのやりきれなさを、いっときなりとも、ふと和らげてくれる番組が有った。
『小さな旅』笑顔待つ朝 ~東京・銀座~

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総武線で東京・銀座までやってくる行商のおばあちゃん。
銀座4丁目、歌舞伎座の近くで売り場を開いている石山文子さん(84)。
茨城県利根町から2時間かけて、かごを背負いながら電車で通ってきます。行商歴は61年。
とれたての野菜や、つきたての餅が評判です。
客は一日およそ30人で、銀座に暮らす主婦や会社員など顔なじみばかり。
いつも変わることのない石山さんの笑顔と、ユーモアたっぷりの会話で、売り場は常に活気にあふれています。

早朝の東京・銀座。
ビルの窓ふきが始まる中、歌舞伎座のある地下鉄・東銀座駅へ、行商歴61年、84歳の女性が茨城から通ってきます。
新鮮な野菜やお餅を買い求めるのは、顔なじみの人たちです。銀座に住み、幼い頃からつきあいがある人。
銀座の会社で働く女性は、交流を心の支えにしています。
また、配達用の自転車を届けに来る、理容店の女性。出店した父が母親のように慕っていました。
銀座の一日の風景とともに、都会の温かさに触れる旅です。
(赤字はNHKのHPをそのままコピー)
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おばあちゃんが行商をはじめたのが、23歳の昭和28年頃、
その頃の映像は若奥さん。
総武線が重要鉄道としての強化と共に電化されていくのだが、
全線電化完成は昭和49年、だから当時はまだほとんど非電化でSL列車で東京通い。
朝の列車は大きな黒い布で覆われた荷物の行商で賑わっていた。
鳥取でも因美線・若桜線の列車はブリキのカンカンの行商が列車のデッキや出入り口を占めていた。
車内で大きなドカベンを開いていた。今からして思えば懐かしい風景だった。


おばあちゃんが店を開くのは東京銀座・歌舞伎座の少し築地寄り。
朝、鬨橋をわたったところで自転車を貸すなじみの理髪店の女性。
おばあちゃんはその自転車であるお寿司屋さんに餅を届ける。
弁当のおかず材料を買う馴染みのオフィス女性。
都会地でありながら、ほのぼのとした人間模様が残っているんだ。
鳥取では早々と消えてしまったなつかしい風景が東京で残っている。



総武線が


by tomiot3 | 2015-02-01 13:42 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(0)