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涙雨

氷雨降る一日、河津桜も冷たい雨に打たれて心なしかうなだれている。
雨に打たれて、たまらず落花した花もある。
涙をこらえる。
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明日は一段と冬型が強まるようだ。
その後は幾分春めいて、きっと悦びの開花をするだろう。

この頃になると心が痛む。
10日の灯渠婦大空襲、11日の東日本大震災&福一の爆発、14,15日の東京大森蒲田地区の空襲、
この時わが家は焼け出された。

東北復興の遅れに心がなお痛む。
福島はこれに原発が幾重にも重なって人々を苦しめている。
いのちの危険、生活の破壊、地域の破壊によるふるさとの喪失、一体幾つあげれば良いのだろうか。
楽観的な政府発表の復興の進みと現実の乖離、これは一体どうしたことか。
先日、JR山田線の復旧工事が開始された。
もう4年も経過してしまった。
3年間の復旧工事だと言うから、即座に腹を決めていれば、とっくに復旧していた訳だ。
鉄道が廃止された栄えたところなど皆無である。
鉄道は地方にとって大事な大事なインフラなのだ。
沿線駅で関連していた人々は、耐えきれずに国道筋に拠点を移したそうだ。
それはそうだろう。
三年後の開通時に国道筋とどう関連づけるか、明確な設計をしなければならないだろう。
さもなければ、鉄道不要論者につけ込まれる。
近いところにも廃線になってさびれた例がある。

by tomiot3 | 2015-03-09 17:54 | サクラ ・花 | Trackback | Comments(0)