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風の通るまち

東京は5日連続猛暑日を記録した。
明治以来観測史上の新記録なんだって。
明日以降まだまだ記録を更新しそうだ。
東京隅田川から緑の皇居に至る「風の通り道」構想というのがある。
丸ビル等を所有する三菱地所が構想し、そのビジョンに従って開発した。
ビジョンと実行が理想の形で合致し、実現した良い例だろう。
都市構想とはこう有るべきと言う大きな指針である。

わが家の前の小さな通りであるが。
西から東に貫かれている。
小規模の風の通り道になっていて、条件が合えばとても心地よい風をご馳走してくれる。

鳥取市の今日の気温は35.7度と発表された。
わが家では31度だった。そして市内に向かうに従って県庁付近で33℃まで上昇。
鳥取気象台は吉方町の元三洋電機のお隣だが、
過去の傾向を見ると鳥取市における最も高い値の観測地点のような気がする。

鳥取市が未来に向けて都市改造するならば、
都市熱を如何に下げ、緑豊かな快適都市にするかを構想して行うべきだ。
そのひとつ《ひろば》構想だ。
緑陰提供の公園で有ったり、子どもの遊び場で有ったり、コミュニティーをはかる場であったり、
その周辺或いは中にはカフェや専門店、ショッピング、文化施設を配した健康的文化都市とする。
いわゆるあらゆるものが混じり合う都市構想、つまりコンパクトシティーを形づくる。
子どもから老人までなのだ。
これらの構想は行政主導だけで構想してはいけない。
市民と共に時間をかけてじっくりと構想を奨める力が行政に求められる。
結果的に他都市からの来訪者は憧れを持って訪れてくれる。
そのような都市構想がこのクソ熱い最中に頭を駆けめぐった。

美術館構想も只美術館だけに特化しては折角の投資が生きてこない。
鳥取市のビジョンに従った場所の選定、未来都市の姿を描いて誘致すべきだ。
美術展における過去の来館者状況をみると美術愛好家は少ない。
どうしてだろう。
音楽や美術鑑賞は民度の尺度になる。
やはり鳥取市に誘致するならば、或いはしなくても学校の子どもたちを含めて、
芸術鑑賞教育と普及活動は急務である。
近年の傾向として芸術はお金に結びつかないとして、軽視されているように思うのは僻みであろうか。




by tomiot3 | 2015-08-04 19:58 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(0)