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報道の使命は?

新市庁舎報道に異議あり
NHKローカル鳥取の昨日のニュース報道
市庁舎建設計画に対する市民の声、市から提供されたソースを丸呑みで報道されたようだ。
あれだけ大多数の市民の反発を受けた市庁舎移転新築をいともあっさり報道出来るものだ。
市は市庁舎に対するコメントを市民に求めた結果の報道である。
寄せられた市民数193名、コメント数521だった。
一人が3つ近くの平均のコメントを寄せたことになる。
当時移転新築にノー或いは疑義を示した人々は5万以上、
それに較べると非常に少ないと思う。
報道によるとパブリックスペースを設けるが多かった。
これは賛成派の人々が事有れば言っていたこと。
ということはパブリックコメントに応じた人々は概ね賛成派だったとも推測出来る。
ちなみに私の場合は、今は回収で凌いで、然るべき時期が来たならば、
永年計画を練った結果で場所と規模と内容をして、
市民にシンボル、他県の人々に対しても誇りうる庁舎をと思っていた。
だから今回はコメントする気にもなれなかった。
巨額の投資をするには市民との徹底したコンセンサスの結果でなければならない。
報道の中で、建設予算が大幅に増えたことに対しても好意的報道となっていた。

この度の報道に疑問を持った。
単なる市のプロバガンダを担っただけである。
直に市民の声を聞き照らしてみるとか、反対した人々はどう思っているかとか、多面的報道であって欲しい。
この問題は根が深いだけにそのことが求められている。
今回報道としての弱体をさらけた様なものだった。

この報道を聞いている限り、市は市民の声を聞き、非常に民主的手法で建設を進めようとしている。
と言う風に取れる。
そもそもパブリックスペース設けるという意見が多かったようだが、
一見分かったようであるが非常に抽象的で、具体性に欠けていることを市は理解出来るかどうか。
中心市街地との関連をどうするかとか、今後の人口動態にどう対処するかなど問題は複雑に絡んである。
市役所に市民が出入りして何が得られるか?
市役所内或いはくっついて小コンサートホールがあるとか、市民交流広場があるとか、ミュージアムがあるならば、
それはそれなりに市民と密着する。
その前に建築予定地が気に入らない事がぬぐえない。
その前に市民の意志を徹底的に無視するという非民主的手法を駆使した市である。
まことに理にそぐわない、不条理がまかり通った鳥取市である事を忘れない。
たまたま「鳥取あちこち見聞日記」さんが報道の刹那をとらえている。





by tomiot3 | 2015-08-14 09:33 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(0)