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魔笛余話

昨日のとりアート魔笛の余韻と余話。
今日の新聞によると一昨日のゲネプロの時、小学生らが招待された。
これはよい話だ。
昨日の本番も親子席でかなりのお子さんを見受けたが、
県費を使った事業なので、もっともっと子どもたちを呼び寄せる事業展開が有ってもよいと感じた。
3階席を含めれば、200~300席は可能だっただろう。
それにしても記事の話でまずはほっとした。
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7月29日には当ホール(倉吉未来中心)で文化庁主催の東京二期会による魔笛が上演された。
宮本亜門演出、斬新な舞台、プロの出演者、プロのオーケストラ、
オーストリーのリンツ、それに東京、全国でなんと倉吉公演だけという贅沢なものだった。
客席は半分も埋まっていなかったのでは。
あー勿体なかった。
公演はとてつもなく素晴らしかった。

われわれも突然に聞いた倉吉公演の話。
半信半疑、だがそれは本当だった。
県文化振興財団は同じ月に、N響とロシア交響楽団の公演を抱えていたという事情があった。
だからほとんど広報やチケット販売での協力がなかったようだ。
国と県の違いは有ると言え、なんと勿体ない事をするのだ。
学校に対しては、文化庁は全国巡回の演奏公演をしている。
同じ文化庁で、なぜ連系がないのか。
文化庁と自治体の連携はどうなっているんだ。
などなど数々の疑問が未だに解けていない。
今想い出すと、ロシア交響楽団はレベルが低かった。
こうした一連の事業展開には疑問を禁じ得ないのである。
小学でも良い、中学でも良い、高校でも良い、大挙して招待するべきではなかったか。
こうした地道な努力を怠る公共への不信感がふつふつと湧いてくる。

私的なとっとり楽友協会ですら如何に子どもたちに聴いてもらうか、
演奏家の都合が許す限り、無料の学校訪問演奏を幾たび重ねたことか。
それは物差しでは測れない、大きな影響を受けてもらえたと思っている。

昨日の知事の挨拶の中で、シューベルトの魔笛 
これはシューベルトの魔王 モーツァルトの魔笛 の混同ではないかという意見が有った。
そうかもしれないが、いずれにしても酷い。







by tomiot3 | 2015-11-16 20:35 | 音楽よもやま | Trackback | Comments(0)