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偉大なり 小澤征爾

小澤征爾さん グラミー賞受賞
ご本人はもとより関係者の歓びは如何ばかりだろうか。
サイトウキネン・フェスティバル松本でのラヴェル/歌劇「こどもと魔法」が
クラシック部門、最優秀オペラ・レコーディングとして受賞した。
松本市や長野県の皆さんは小澤征爾とサイトウキネンヘスティバルによる恩恵が計り知れないことを実感しているだろう。
一度だけサイトウキネンを聴きに出かけたが、
街中がサイトウキネンを誇っていることがひしひしと伝わってきた。
これは音楽によるまちづくりの典型的では有るが、全国には40個所近いクラシック音楽祭が行われている。
私も室内楽・古楽のとっとり音楽祭の継続を試みたが、資金繰りで挫折中という情けない事になっている。

小澤征爾さんを初めて知ったのは1959年パリ滞在中にブザンソン指揮者コンクールで第一位になったとのニュースだった。
そして1962年に出版された「ぼくの音楽武者修行」を読むことになる。
貨物船に便乗して渡欧し、スクーターでヨーロッパを巡り、ブザンソンでコンクールに参加し、
やがて米国に渡り、シャルル・ミンシュの弟子になり、やがてバーンスタインとの出会い、更にカラヤンの弟子になる。
ボストンシンフォニー(1973~2002)を30年近く振りながら、ベルリン・フィルも振ることになった。
最も注目したいのは2002年1月初めてウイーンフィル・ニューイヤーコンサートを日本人として初めて振り、
ウイーン国立歌劇場音楽監督(2002~2006)に就任したことだ。
ウイーンフィルと帯同来日した時も洩らさず聴くことができた。
また水戸芸術劇場の初代館長、吉田秀和氏の要請で水戸室内管弦楽団を率い、2013年には故吉田秀和氏の後任で
水戸芸術館館長に就任している。
小澤征爾さんの事を書き出すときりが無いほどだ。
ウイーンフィル、サイトウキネン、日本フィル、水戸室内管弦楽団など聴けた幸せはとても濃厚だ。
そうだ尼崎でオペラも見た事がよみがえってきた。
先日NHKの受賞報道では、ベルリンフィルのことは出たが、ウイーンフィルのことに触れなかったのは何故。
地元紙の報道
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ボクの音楽武者修行 小澤征爾著
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by tomiot3 | 2016-02-18 17:56 | 音楽よもやま | Trackback | Comments(0)