古楽の勢い
今朝の〔古楽の楽しみ〕はとても楽しかった。
題して、“特集チェンバロ男子トーク”
チェンバロ男子とは、大塚直哉・鈴木優人の両氏。
大塚氏は鈴木氏の父親である鈴木雅明氏の弟子でも有り、
オランダのボブ・ファン・アスペレンという共通ので師で繋がっている。
ニコラウス・アーノンクール、グスタフ・レオンハルト、フランス・ブリュッヘンという
古楽界の重鎮を相次いで喪った今であるが、オランダを中心とした古楽界は未来へ向かって発展拡張の勢いだという。
最近ではモダンの世界にも弓を古楽の物に変えたり、モダンと古楽の両方、或いは優秀な奏者が古楽に転換する時代を迎えている。
またモダンオーケストラの世界でも古楽奏法による演奏が増えて、ちなみに私も多くのそうした演奏を耳にした。
チェンバロの個性というか、音の違いはピアノよりも強烈で、たとえ同じチェンバロであっても奏法による、
つまり奏者によってこれ程違うものかと今さらながら驚いた。
今朝の古楽の楽しみは、様々なチェンバロを聴いてみたいという欲求がわき起こる小一時間だった。
今日の放送
大塚直哉,鈴木優人「管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066からクラント」バッハ:作曲,鈴木優人:編曲,(チェンバロ)大塚直哉,(チェンバロ)鈴木優人ほか
楽曲
- 「管弦楽組曲 第1番 ハ長調 BWV1066から クラント」
バッハ:作曲
鈴木優人:編曲
(チェンバロ)大塚直哉、(チェンバロ)鈴木優人
(2分17秒)
~CR509スタジオ~
「“宗教的コンチェルト集”から“ハレルヤ、天において主を賛美せよ”第3部」
シャイト:作曲
(合唱)ヴォクス・ルミニス、(オルガン)鈴木優人、(バス、指揮)リオネル・ムニエ
(3分40秒)
<RICERCAR MRIC301>
「組曲 第27番 ホ短調から アルマンド」
フローベルガー:作曲
(チェンバロ)ボプ・ファン・アスペレン
(2分50秒)
<AEOLUS AE-10074S>
「平均律クラヴィーア曲集 第2巻 前奏曲とフーガ 第5番 ニ長調 BWV874 前奏曲(一部)」
バッハ:作曲
(チェンバロ)トン・コープマン
(0分42秒)
<ワーナー WPCC-3761-2>
「トッカータ(一部)」
ピッキ:作曲
(チェンバロ)トン・コープマン
(1分34秒)
<CAPRICCIO 10 211>
「“旅立つ最愛の兄に思いを寄せる奇想曲”BWV992から アリオーソ“旅を思いとどまらせようとする友人たちの優しい言葉”」
バッハ:作曲
(チェンバロ)グスタフ・レオンハルト
(2分34秒)
<ワーナー WPCS-6288>
「2台のチェンバロのための協奏曲 ハ長調 BWV1061aから 第1楽章」
バッハ:作曲
(チェンバロ)大塚直哉、(チェンバロ)鈴木優人
(7分18秒)
~CR509スタジオ~
大塚直哉鈴木優人
by tomiot3 | 2016-08-31 15:17 | 音楽よもやま | Trackback | Comments(0)