大御所 小林道夫さんをお迎えして
〔古楽の楽しみ〕今週のゲストを迎えてのシリーズ、今日は最終日、
チェンバロの大御所というか、わが国を代表するチェンバリストの小林道夫さん。
80歳を超え、演奏活動60年以上、お声に少々ビブラートがかかっているが、まだまだお若い。大塚直哉さんは、小林先生とお呼びしていた。
二弾鍵盤のチェンバロでは下段、上段、そしてペダルを使用してそれぞれの音の違いを示して下さる。
チェンバロの楽しさをより一層深めて頂いた。
またカンタータではめずらしいSP時代のもの、ロ短調ミサ曲ではカール・リヒター/ミュンヘン・バッハ合唱団・管弦楽団など懐かしい音源を聴くことが出来た。
バッハと言えばカールリヒターだった若かりし時代を想い出した。
朝っぱらからバロック、しかもかなりの大音響、通風のため半開きの通りに面したキッチンの小窓を閉めた。
それでも少しは聞こえていたかも知れない。
ロ短調ミサ、とんとんと包丁の音なんかに負けない崇高な音楽に、雑念多きわが心が浄められるようだった。
今日の放送内容
大塚直哉,小林道夫「イギリス組曲第2番イ短調BWV807からブーレ」バッハ:作曲,(チェンバロ)小林道夫ほか
楽曲
- 「イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV807から ブーレ」
バッハ:作曲
(チェンバロ)小林道夫
(3分23秒)
「カンタータ 第78番“私の魂であるイエスよ”BWV78から 第2曲(一部)」
バッハ:作曲
(合唱)ラインハルト合唱団、(指揮)ワルター・ラインハルト、ほか
(1分20秒)
<(小林道夫氏所蔵のSPレコードから) WZX.133>
「フルート協奏曲 ト短調“夜”RV.439から 第1曲(一部)」
ヴィヴァルディ:作曲
(フルート)ジャン・ピエール・ランパル、(チェンバロ)ロベール・ヴェーロン・ラクロワ、(合奏)ザール室内管弦楽団、(指揮)カール・リステンパルト
(0分50秒)
<ワーナー 0825646190393>
「トリオ・ソナタ ト長調 BWV1038から 第4楽章」
バッハ:作曲
(オーボエ)ハインツ・ホリガー、(フルート)オーレル・ニコレ、(チェンバロ)小林道夫
(1分24秒)
<東芝 EAA-80141>
「ゴールトベルク変奏曲 BWV988から 第25変奏」
バッハ:作曲
(チェンバロ)小林道夫
(3分30秒)
「2台のチェンバロのための協奏曲 ヘ長調 Fk.10から 第2楽章」
ウィルヘルム・フリーデマン・バッハ:作曲
(チェンバロ)小林道夫、(チェンバロ)大塚直哉
(2分53秒)
「平均律クラヴィーア曲集 第1巻 前奏曲とフーガ 第1番 ハ長調 BWV846から フーガ(一部)」
バッハ:作曲
(ピアノ)サムイル・フェインベルク
(1分00秒)
<RUSSIAN DISC RD CD 15 013>
「ミサ曲 ロ短調 BWV232から キリエ(一部)」
バッハ:作曲
(合唱)ミュンヘン・バッハ合唱団、(合奏)ミュンヘン・バッハ管弦楽団、(指揮)カール・リヒター
(3分16秒)
<ポリドール POCA-3004-5>
「ミサ曲 ロ短調 BWV232“アニュス・デイ”から“われらに安らぎを与えたまえ”」
バッハ:作曲
(合唱)ミュンヘン・バッハ合唱団、(合奏)ミュンヘン・バッハ管弦楽団、(指揮)カール・リヒター
(3分58秒)
<ポリドール POCA-3004-5>
by tomiot3 | 2016-09-02 19:59 | 音楽よもやま | Trackback | Comments(0)