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あら環ぱにい芸術祭国際平和コンサート2016

本日午後3時 鳥取教会で催された。

あら環ぱにい芸術祭国際平和コンサート2016
 
特集 コルチャック先生

コルチャック先生とは、第二次世界大戦でナチスの絶滅作戦で子どもたちと共に犠牲になった
ヤヌシュ・コルチャック
ナチスの[ユダヤ人問題の最終解決]として、ポーランドのトレブリンカ収容所で200人の孤児院の子どもたちと共に、
この世から抹殺された。
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ワルシャワのユダヤ人墓地にあるコルチャックと子どもたちの記念碑
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イスラエルにあるコルチャックと子どもたちの記念碑
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あら環メンバーの一人、斉藤基さんのお話と写真で、しばしの時を過ごした。
ポーランドを実際に訪れた写真をふんだん二取り入れながら、実際に存在した悲劇の足跡探訪記。
[コルチャック先生の足跡を訪ねて]
コルチャック先生については、知ってはいたが忘れかけていた。
繰り返してはならない悲劇、実際はもっと恐怖に満ちたものであったろうと想像する。
言葉でなどの表現の限界を超えている。
とても良いお話だった。

あなじもみ木管トリオ アンサンブル・ココペリの演奏。
タンスマン作曲[木管三重奏のための組曲]
教会の響きの良さが、演奏に迫力を加味していた。
オーボエ、クラリネット、ファゴットのそれぞれの演奏力と相まって、いいアンサンブルになった。
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続いてオーボエ ソロ 松田素子
新倉健作曲[Epitaph(墓碑銘)-ヤヌシュ・コルチャックに-]
斉藤さんのお話が入力されているせいか、短調の曲想がじわじわと身に染みる感じだ。
一時の休憩
宗廣眞澄さんのピアノ・ソロ
コミタス作曲 ピアノのための[6つの舞曲]より 第2番ウナビ 第4番シュシキ
グラナドス作曲 スペイン舞曲より「ビリャネスカ」
アップライトピアノながら、弾き手に助けられている。
この種の音楽を聴くと民族舞踊、つまり輪舞を想像する。
自分でも踊っている錯覚になる。
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ソプラノ・寺内智子さん登場 
新 孝行作曲 「愛しいあなたよ」
ピアノは作曲者自身による。達者だなーと思う。
寺内さんの柔らかな歌い振り、力が抜けているのだろうか。
そうか寺内さんは、この様に情緒纏綿と云うか、むしろバラード的な歌もお上手なんだ。
感嘆ひとしきり!
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次は若い男女による声楽アンサンブル
ensmble team麒麟 による
木下牧子作曲「ネロ-愛された小さな子犬」
声量も有って、若々しいアンサンブル、男声の厚い響きと女声のよく通るハーモニーが上手くミックスされてる。
ちょいと男声に気になるところがあったが、合格。
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幼稚園の若いおかあさん方のグループ ミルフィーユ
「心の糧」
何人かのおかあさんがお子さんをだっこしての演奏風景、これまた和みますね。
今週月曜日の「家族に乾杯」のゲスト佐渡裕が西宮市の幼稚園を訪れ、
幼稚園のおかあさん方のコーラスを指導する場面があった。
この時も何人かのおかあさんがお子さんを前に抱えての演奏だった。
しかし、これは本格的にコーラスしていた。
を思い起こす。
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「一本の鉛筆」 鳥取男声合唱団エルダーブラザーズ
歌詞の中に、「8月6日」の一節がある。
つまり広島原爆を扱った反戦歌の意味合いも有るように思う。
作詞:
松山善三、作曲・編曲:佐藤勝
男声の分厚いハーモニーは独特。心地よし。
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エンディングは合同演奏
「ポラーノの広場の歌」と新倉健作曲「けんかならこい」 
小さな教会の空間が膨らんだのかも知れない、大団円だった。
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しばし歩いた駐車場からの夕暮れ時、西の空、いかにも秋、明日の天気は。
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by tomiot3 | 2016-10-15 20:50 | 音楽よもやま | Trackback | Comments(0)