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音楽で始まる 寒ーい一日

寒い朝が続いているが、暗い夜明けには音楽。
クラシック倶楽部は音コン入所者の演奏が連日放送されている。
今日は声楽だった。
途中から聴いたので、余計に今年はどうなのか、何とも言えない。

今週の古楽の楽しみは磯山雅氏による「バッハの新録音から」と言うことで、最新の情報が得られる
月曜日の「ゴールドベルク変奏曲BWV988からアリア~第12変奏」ではマハン・エスファハニの従来の枠から抜け出たチェンバロと中国文化大革命で苦難の道を歩んだシュ・シャオ・メイのピアノに深い感銘を受けた。

火曜日は「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第一番ト短調BWV1001」をクリスティーヌ・ブッシュ、アマンディーヌ・ベイエ、エンリコ・オノフリによるそれぞれ個性の違った演奏に、ずーっと言われていた古楽そのものの範疇に改革の波がやってきていることを実感した。

水曜日の今日は
「無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007」
デーヴィッド・ワトキンのチェロの分厚い迫力のあるハーモニーはこの伴奏曲の魅力を一層引き立てていた。低音の魅力!
「ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ 第3番 ト短調 BWV1029」
市瀬玲子さんのヴィオラ・ダ・ガンバ (フォルテピアノ)武久源造
市瀬玲子さんのガンバってすばらしい!生で聴いてみたい。
「フランス組曲 第2番 ハ短調 BWV813」
ピアノによる演奏ではマレイ・ペライアが聴けた。
ピアノによるバッハでは、いま最も評価されている人だが、バッハに向き合うと言うか対話している姿が瞼に浮かぶほどだった。
今週は実際に聴いてみたい演奏家が目白押しになってしまった。
いま時点での知名度はほとんど無い演奏家が紹介されているこの番組がすばらしい。
目から鱗の状態が続く。
明日以降はどうだろうか。

午前中は歯の治療だった。
歯医者さんに第九に出られるんですね。と言われた。
出ることは喋っていなかったが、ネットでご存じだったのかな。
自分に恥じない第九を歌いたいと思う。
毎日一度は色々な第九演奏を聴いて、時には楽譜と合わせたり、気持ちを高めているんだが、
歌うためと言うよりは、様々な第九やまったく関係の無いバロックを聴くことで、
諸々の思考のきっかけを貰っているようなものだ。


by tomiot3 | 2016-12-14 19:47 | 音楽よもやま | Trackback | Comments(0)