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丹後半島伊根への旅

一人暮らしの孤独、6年前の一ヶ月の入院時、妻は一人の寂しさを最近になってひょこんと洩らした
“寂しくてどうしようもなかった”
また、“私よりも先に死なないで”とも言う
私も“ボクより先に死なないで”
一人になる寂しさは思うだに嫌なこった
妻の姉は実質田舎で一人暮らし
私等も寂しさの解消に少しでも助けになればと、ちょこちょことチョコドライブに誘う
いつであったか、丹後半島の伊根はどうだろうと言った
そうすると会う度にそのことが持ち出される
長い夜、一人でテレビなどの番をして居るだけでは滅入ってしまうだろう
考えなくても良いことに縛られて、堂々めぐりの蟻地獄になるかも知れない
痛いほど分かるのだ
だから私どもも、できる範囲内で出かける機会をつくろうと努力する訳だ、

それを昨日実行した
朝8時に迎え、三人で日本海の絶景海岸沿いに走った
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好天に恵まれ、空と海の青さが対になって、“キレイだなー” の連発となる
綺麗さと大海原は私たちの心を浄化してくれる
途中、城崎マリンワールドにも立ち寄った
だがイルカショーは時間が決まっていて、行程上無理、今回は諦めることにした
                 城崎マリンワールド
         丁度この時、イルカショーのスピーチがデカく聞こえてきた
                   老女二人
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目的地の《伊根の舟屋》に着いたのは、出発から3時間半後
海岸沿いの道を右に左に、登ったり下ったり、曲がりくねって、
目的地までの距離はなかなか縮まなかった

伊根も湾で形づくられていて、海は飽くまでも穏やかに平らかだ
その湾岸に思っていたよりも長い距離に亘って、湾に接した舟屋が並んでいた
間口は概ね二間余り程度だろうか、背後の狭い路を隔てて、住居が形づくられているようだった
とっくに昼食時を過ぎて居たので、《舟屋の里伊根》の二階レストランで海鮮丼をいただいた
ここからのロケーションが素晴らしい
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                    道の駅《舟屋の里伊根》
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この道の駅からのロケーション
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食事を済ませ舟屋の並ぶ狭い露地のような道をしばらく巡った
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舟屋も時代の波に抗しきれない部分が垣間見えた
所々歯抜けになっていたり漁師廃業で住居風に改造されたりしているところが目に付いた
それでもこれぞ舟屋と言うところが多く残っている
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帰途は天橋立に立ち寄って、最終はR9に出るように、走ったことの無い道ばかり、
出石の東側を通り抜け、養父でR9に辿りつき、あとはひたすら知れた道を帰るのみであった
どこでもマナーの悪い運転者が居るものだと感心しながら安全運転あるのみだった


by tomiot3 | 2017-04-29 19:52 | 探訪・旅 | Trackback | Comments(0)