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ウイーン・フィルの歴史検証

昨日のNHKニュースでウイーン・フィルがナチスへの協力した歴史の検証をWEBで公開を始めたと報じられた
ウイーン・フィルの歴史の中で唯一負の遺産、この検証を始めたと云う事は大いなる勇気と決断では無かろうか
ウイーン・フィルと言えば個人的にこの楽団への団体と個人に対する傾倒はこれに選るものは無い
ところが1933年にオーストリアがナチスに併合され、多くのユダヤ人或いはユダヤ人を妻とした楽団員は対談を余儀なくされ、他国への亡命、酷くは強制収容所に送られ殺害されている
つまり
反ユダヤ主義(ユーリの部屋で詳しく語られている)に支配された暗い過去があった
更に戦後の
事務局長がナチス親衛隊員であったことも判明した
大変なショックだ
トランプばかりでない、EUを離脱を決意したイギリス、その他EU諸国でも右傾化の波が押しよせ、排他と孤立主義が蔓延しつつある
そうしたことによる危機感が背景としてあるのでは、そこでウイーン・フィルは英断をもって検証と公表を始めたのだろう
                       
AFP
1938年、ナチス・ドイツに併合されたオーストリアのウィーン(Vienna)で統治責任者となったアルトゥール・ザイスインクァルト(Arthur Seyss-Inquart、左)と会話する指揮者ウィルヘルム・フルトベングラー(Wilhelm Furtwaengler)とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の楽団員たち(1938年撮影)。(c)AFP/Wiener Philharmoniker
          
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by tomiot3 | 2017-05-05 19:18 | 音楽よもやま | Trackback | Comments(0)