人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今年の自然災害

今年ってどんな年だったかな。
自然災害も多かったとは誰しも共通認識だろう。
予想外とか想定外の言葉は安易に使って欲しくないが、
自然災害というのは人間生活の結果もたすファクターの少なくないことを
再認識した年でもあった。
国内的に言えば、無計画な土地利用、そのひとつ宅地開発もそのひとつであろう。
国土利用と山林の荒廃も背景にある。
これらは人災と考えるのが妥当だと思っている。
国土を切り刻みしたことのしっぺ返しを受けた箇所がいくつあったか、
そして予想外の風水害、これは根源的に地球温暖化が無縁では無いだろう。
堤防のかさ上げ,それに堤防の構造など再検討すべきだと感じた。
ダム運用も話題になり、洪水調節のあり方も問われている。
県内でも再検討する旨のことを知事が述べていた。
しかし、県内の洪水調節ダムは殿と菅沢だけである。
多目的ダムである前出ダムは、そもそも年間運用計画で洪水期には調節昨日のための空容量を設け、調節する義務を負っている。
これらの基準を改定すればその期間などを変更できるだろうが、これらはダム建設に際して、費用分担(アロケーション)をしているので、変更するとなればかなりのハードルがあるかもしれない。
洪水カットするには、そもそものダム容量、洪水調節機能、利水利用(発電、農業、工業用水)の観点からたとえ変更されても多くの期待は出来ないだろう。
本来治山治水とはなんぞやの根本こそ見直さなくてはならない。
流木などの被害は,まさにこれにかかっている。
他は発電専用あるいは大河川に関係ない農業用水ダムで、いずれもが貯水容量が小さく洪水調節するにはおぼつかない。
それでありながらも全くゼロだからと言い切れない苦しさがあるのだろうか。
わかりやすく言えば例えば大量な出水が予想された場合、事前に極力貯水池容量に空容量を設けてカットすることは出来ても、そのカット量には限界がある。
これを超えればダムの有無は関係なくなってしまう。

地球温暖化の地球規模の脅威は年々深まっていくようだ。
COP24も苦しんだ。
トランプ大統領のアメリカはCOP24の採択を破壊すべく行動したという。
なんてこった。
それはひとえにアメリカの化石燃料権益保護のためだと思うが、
トランプとアメリカは地球を敵に回している。
アメリカ自身、ハリケーンや太平洋岸のマンモス山火事の巨大災害に遭っているのにである。
温暖化はフェイクだとうそぶくトランプの居る限り、アメリカは名誉ある国際的地位を失っていく。






by tomiot3 | 2018-12-20 19:58 | 自然・環境・緑・災害 | Trackback | Comments(0)