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嘆き!

昨日のローカル放送で智頭千代川堤防の数十年経過したソメイヨシノがくたびれていることを報じていた。
樹木医のアドバイスで再生を図るようだ。
それはそれとしてソメイヨシノの寿命はほぼ60~70年と言われてきた。
手入れの良いところ、例えば青森県弘前のソメイヨシノは百年を超していると言うが、まだまだ大丈夫。
ところが鳥取のソメイヨシノには一目で問題点が分かる。
植え場所の不適合、適当な剪定の不実施、あるいは真反対に大枝の伐りすぎ、加えて致命的なのは樹間の小ささである。
だから樹木ごとの栄養不足もあるだろうし、何よりも樹の寿命を無視した樹間を詰めた植え方だろう。
何故こんなに詰めて植えたのか?
大抵が数メートル間隔だ。
寿命を認識していればせめて倍以上の間隔にして、50年くらい経った樹間に次世代を植えてリレーすることが出来ただろう。
ソメイヨシノは寿命が短いんだ。
智頭の場合もそう思うし、久松公園、袋川堤防、そして砂丘トンネル出口など皆法則性の無い植え方だ。
今一度,基礎からの認識改革を行うべきだ。
今日も見たが、砂丘トンネル出口のソメイヨシノ、植えられただけでほとんど手がかかっていない。
にも拘わらずいかにも邪魔とばかりに大切な大枝が伐られている。
ダメージ!無茶苦茶だ。
近年見るに見かねて絡まるツタ類を除去したり、無駄枝を払って回っているが、何せ一人のこととて出来ることはしれている。
総じて鳥取の桜はまともな手入れが出来ていない。
全国あちこちの桜を見て回る行脚途中だが、以上述べたことは偽らざる実感である。
今日のトンネルまでの砂丘道路法面の浜坂東ソメイヨシノ、
昨年見るに見かねて絡まりすぎた葛を地元の人了解のもと伐って回った。
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by tomiot3 | 2019-04-12 20:02 | サクラ ・花 | Trackback | Comments(0)