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バロックの森

バロックの森
バロック音楽と言えば、バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディは誰でも知っている。
だが多様な木々に覆われた森のようにバロック音楽は深く広い。
今回の赤津眞言氏率いるオーケストラ・ファン・ヴァセナールの室内楽その9『イタリアンとフレンチ、どっちが美味しい!?』はその一端を紹介してくれた。
時は11月16日、鳥取福音ルーテル教会。ヴァイオリン二人,チェロ又はヴィオラダ・ガンバそれにチェンバロの古楽器によるもの。演奏される曲はどれも初めてのものばかり、ふくよかな響きは新鮮な感覚を呼び覚ますに充分、教会の響き具合にぴったりはまって心地よい空間を創出した。
ヴァイオリニスト赤津眞言氏はオランダのハーグを本拠として自らのオーケストラ・ファン・ヴァセナールを率いるほか、来日公演を重ねているラ・プティット・バンドの主要メンバーである。
コンサートはその赤津氏の解りやすい解説により進められ、演奏される曲について皆無に近い知識ながら皆さんは大いに満足されたようであった。
はじめて赤津氏に接し、音楽の研究と卓見、多種多様なことへの識見に感銘した。まず今回のコンサートのタイトルあるいは意義について赤津氏が語られたことを何回かに分けてお伝えしたい。

by tomiot3 | 2008-12-02 21:00 | コンサート | Trackback | Comments(0)