人気ブログランキング | 話題のタグを見る

覚寺道随想

覚寺道随想_e0166734_1731793.jpg

今年になって3度目の覚寺道(20日)
時折車が通るのと
たまに人と出会うことがあるくらい
静まりかえった道をキョロキョロしながら歩く
突然ヒヨドリが鋭く啼く
覚寺道随想_e0166734_1732315.jpg

この道の下側は急な斜面で数十メートル下に
集落と神社がちらりと見える
上側は斜面の続きで尾根まで数十メートルほど

落葉樹の楢、小楢、山桜
常緑樹の樫などがしばらく続く
ほとんど原生のままであるのが良い

落葉の頃はいっぱいの落ち葉が敷かれる
昨秋は相当落ち葉をいただいた
付近のお百姓は軽トラで集めに来るのでとても叶わない
実はそれ以前に早く採りに来なくてはと思っていた矢先
先を越されてしまった。
50がらみのご夫婦が籾殻用ビニール袋20袋ぐらい有ったろうか

“腐葉土にされるんですか” ニコッと“そうです”
何となく柔らかいトーンの答えが返ってきた

一旦帰宅して、現場に急いだが、本当にキレイにさらわれていた
それでも残りをかき集めた
乗用車なのでせいぜい2袋くらいの可愛いものである
覚寺道随想_e0166734_17334100.jpg

道を下るにつれて、杉や檜の人工林が混じり
竹林が手入れされないまま勢力を延ばしつつある

人工林の下に民家が見える
急傾斜の人工林は崩れやすいのを知ってか知らいでか
せめて混合林にしないと危ないよ
多くの場合、急傾斜地とか言って防災工事が始まる
それよりも直根で根の深い森にすればよい

竹林も手入れし、楢樫の類も相当な樹齢に達したら
伐った方がよい
それで森は再生する

もう一つ気になること
それはずっと上には驚いたことに果樹園や畑がある
そこには管理小屋が有って猪やカラス対策か
大音響で歌を流すのである
相当な遠方まで届くのだ
恐らく1キロ先まで悠に聞こえる

by tomiot3 | 2009-02-21 21:00 | 自然・環境・緑・災害 | Trackback | Comments(0)