覚寺道随想
今年になって3度目の覚寺道(20日)
時折車が通るのと
たまに人と出会うことがあるくらい
静まりかえった道をキョロキョロしながら歩く
突然ヒヨドリが鋭く啼く
この道の下側は急な斜面で数十メートル下に
集落と神社がちらりと見える
上側は斜面の続きで尾根まで数十メートルほど
落葉樹の楢、小楢、山桜
常緑樹の樫などがしばらく続く
ほとんど原生のままであるのが良い
落葉の頃はいっぱいの落ち葉が敷かれる
昨秋は相当落ち葉をいただいた
付近のお百姓は軽トラで集めに来るのでとても叶わない
実はそれ以前に早く採りに来なくてはと思っていた矢先
先を越されてしまった。
50がらみのご夫婦が籾殻用ビニール袋20袋ぐらい有ったろうか
“腐葉土にされるんですか” ニコッと“そうです”
何となく柔らかいトーンの答えが返ってきた
一旦帰宅して、現場に急いだが、本当にキレイにさらわれていた
それでも残りをかき集めた
乗用車なのでせいぜい2袋くらいの可愛いものである
道を下るにつれて、杉や檜の人工林が混じり
竹林が手入れされないまま勢力を延ばしつつある
人工林の下に民家が見える
急傾斜の人工林は崩れやすいのを知ってか知らいでか
せめて混合林にしないと危ないよ
多くの場合、急傾斜地とか言って防災工事が始まる
それよりも直根で根の深い森にすればよい
竹林も手入れし、楢樫の類も相当な樹齢に達したら
伐った方がよい
それで森は再生する
もう一つ気になること
それはずっと上には驚いたことに果樹園や畑がある
そこには管理小屋が有って猪やカラス対策か
大音響で歌を流すのである
相当な遠方まで届くのだ
恐らく1キロ先まで悠に聞こえる
by tomiot3 | 2009-02-21 21:00 | 自然・環境・緑・災害 | Trackback | Comments(0)