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青谷の骨の物語

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鳥取県鳥取市青谷の弥生時代遺跡である
上寺地(かみじち)遺跡から多数の人骨や脳組織が
発掘されたことは大変センセーショナルな出来事であった。
このたび医学博士・井上貴央氏が骨研究の成果を一冊の本として
まとめられた。
骨をめぐる当時の戦いをはじめ、生活様式の解明へと
推察が広がり、優れた学術的エッセーとして興味深く
読むことができる。
大まかに章を紹介すると
第一章 ヒトの骨
第二章 戦いを物語る骨
第三章 弥生人の脳
第四章 里山の動物・やまの幸
第五章 海の動物・うみの幸
第六章 空飛ぶ鳥・鳥取のトリ
第七章 骨に残された病や風習
第八章 青谷の骨をめぐって

とある。
以上のサブタイトルだけでも、弥生人が陸、海、空
を縦横に駆け巡り、我がものとしていたことが伝わってくる。

次の日程で講演会が開かれるので
紹介しておく。興味のある方は是非のご参加を

郷土シリーズ『青谷の骨の物語』出版記念講演会 
3月28日(土) 午前11時~12時
とりぎん文化会館第一会議室

郷土シリーズ39
井上貴央著 青谷の骨の物語
財団法人 鳥取市社会教育事業団発行
1500円+税

by tomiot3 | 2009-03-06 21:34 | 書籍・雑誌 | Trackback | Comments(0)