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アムステルダム・コンセルトヘボー

アムステルダム・コンセルトヘボー管弦楽団生中継
(8日22時~ハイビジョン生中継)
時差は8時間、あちらでは14時となる。
アムステルダム・コンセルトヘボー_e0166734_94939100.jpg

上の写真は過去のもので、両脇の合唱団が占めている場所は
当日は客でびっしり埋まっていた。

ベルナルト・ハイティンク指揮
アムステルダム・コンセルトヘボー管弦楽団
会場はアムステルダム・コンセルトヘボー
正面にオルガン、その下にステージ、
ステージからの出演者出入りはオルガン横まで
階段を上り下りするので、時間もかかるし
おそらく息が上がる人も居るだろう
アンコールの度に上り下り、しんどそうだ。

この木造ホールの音は素敵だ。
ウィーン・ムジークフェライン、ボストン・シンフォニー
それにこのホールが世界の三大ホールと言われてきた。

先ずはマレー・ペライアのピアノで
シューマンの「ピアノ協奏曲 イ短調 作品54」                   
ベートーヴェンの予定だったのだが
ペライアの強い希望でシューマンが選ばれたという。

オーケストラとの絶妙な協調で滅多に聴けない名演奏を堪能。
演奏後、何度も何度もペライアは例の階段を上り下りした。

休憩を挟んで
ブルックナーの「交響曲 第9番 ニ短調」 
ハイティンクとコンセルトヘボーの永い付き合い
強調と円熟たっぷりの演奏、
長大なシンフォニーを飽きさせることなく
聴かせてくれた。

1974年の大阪国際フェスティバルホール
脂の乗ったハイティンクとコンセルトヘボーを聴いた。
今から比べるとステージのハイティンクはまるで若者だった。

ベートーヴェンばかりで
エグモント序曲、交響曲4番と7番というプログラムだった。
私はウィーン・フィルの大ファンであるが
レコードではメンゲルベルクとのものなど
むしろ私の歴史には古い。
元々アムステルダム、ドレスデンなどの
ヨーロッパオーケストラが大好きだ。

今日の生中継は、これがヨーロピアン・トーンなのだと
実感した記憶がまざまざと甦った。

加えてお客のレベルが高く、
その雰囲気が極々ナチュラルなのだ。
演奏者と聴衆がひとつになって
高度な芸術を堪能していると言ったところか。


                              
  

by tomiot3 | 2009-03-09 21:00 | 音楽よもやま | Trackback(3) | Comments(0)

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