2017年 03月 08日 ( 1 )

雪の朝の清廉な音楽

早朝の気温はおそらくマイナスだったのでは?
深夜には既に零度だった
寒ければ寒いほどに朝起きが大いなる苦手となった
5時に目が覚め、クラシック倶楽部にスイッチオン
そして6時にはFMにきりかえる
この動作も寒いと億劫に打ち勝つ努力が要る
今週の「古楽の楽しみ」は『アーノンクールの音楽の軌跡』
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アーノンクールは昨年三月に没した古楽界の巨星だった
古楽界からモダン界への進出は珍しくなくなった昨今
アーノンクールはチェロソリストから古楽やモダンオーケストラの指揮者に転向した
際立つ事柄として1953年ウイーン・コンチェントゥス・ムジクス(音楽の響き合いとでも申しましょうか)を結成して、古楽界に清新な空気を吹き込んだ
2001年頃からベルリン・フィル、ウイーン・フィル、コンセルトヘボーのメジャーオーケストラに進出
2001年と2003年にはウイーン・フィルのニューイヤーに登場、これには驚いた
古楽奏法によるウイーン・フィルの新しい響きは、新鮮味たっぷりだった
2006年11月のウイーン・コンツェントゥスとウイーンフィルを率いての二度目の来日は
今でも記憶に新しい
そのアーノンクールによる今週は全て聴きもらすまいと努力した
今日のいちばんは、四季だった
テンポ、リズム、アーティキュレーション、ディナーミクなど変幻な演奏にいっぺんぱんで目が覚めた
常識的には、古楽などは大げさな表現は避けるのが普通と思っていた
ファビオ・ビオンディなども個性のある演奏をするが、
アーノンクールのそれははるかに常識を越えていた
この時間は寒さに耐えて、妻と枕を並べて聴いている
すると隣の妻が言った
“これって四季?こんなの初めて聴いた”
意外や意外、妻も随分に耳が肥えたものだと感心
今朝の『古楽の楽しみ』は聴き逃さなくて良かった
聴き終えて戸外に出てみれば、サザンカの葉っぱがふんわりと雪綿を受け止めていた
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「“四季”から 春」
ヴィヴァルディ:作曲
(バイオリン)アリス・アーノンクール、(合奏)ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、(指揮)ニコラウス・アーノンクール
(8分26秒)
<TELDEC 4509-93267-2>

「“四季”から 秋」
ヴィヴァルディ:作曲
(バイオリン)アリス・アーノンクール、(合奏)ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、(指揮)ニコラウス・アーノンクール
(9分38秒)
<TELDEC 4509-93267-2>

「バイオリンとチェンバロのためのソナタ 第2番 イ長調 BWV1015」
バッハ:作曲
(バイオリン)アリス・アーノンクール、(ヴィオラ・ダ・ガンバ)ニコラウス・アーノンクール、(チェンバロ)ヘルベルト・タヘツィ
(13分31秒)
<TELDEC 8573-81226-2>

「“器楽合奏曲集”から シンフォニア 第2番 変ロ長調」
フックス:作曲
(合奏)ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、(指揮)ニコラウス・アーノンクール
(16分33秒)
<Virgin Classics 50999 6025112





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by tomiot3 | 2017-03-08 20:00 | 音楽よもやま | Trackback | Comments(0)