先日、瀬戸内寂聴さんの番組で執筆場面が出てきた。
通常万年筆を使われるようだが、ひょこんとガラスペンを使う場面が出てきた。
物の無い時代、金属ペンの代用でガラスのペン先を幾度か使ったことがある。
ひゃーまだこんなのがあるんだ。
それに寂聴さんは昔は普通だった壺インクを使っている。
しかもそれに万円筆を浸して使っている。
なーるほど、なんでもカートリッジ一辺倒でなくてもいいんだ。
今日駅前の文具店でインク壺を買うことにした。
いま使っているのはブラック、でも品切れ、一旦退散したが、
万年筆を洗ってブルーブラックにすればいいんだ。
と改めてインクを調達した。
何十年ぶりだろう、インク壺を使うなんて。
店員さんに、“ちなみにガラスペンってありますか”
“1本だけ取り寄せました.いまは話題のようで”
工芸品として作られている。
そうか寂聴さんが震源だな。
1本3500円だった。
思わず 高 と言ってしまった。
でもねーよくよく考えるとあながち高いとは言えない。
ものすごく丁寧に作ってある。
しかも書き心地を調整しているだろうから。

▲ by tomiot3 | 2015-11-30 19:49 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(0)